【保存版】失敗しない葉脈標本の作り方☆ 子供と楽しむ簡単な工作紹介⑧

      2018/08/27

 

クリスマス前のある日、「クラスの子供たちと葉脈を使ってクリスマスカードを作ろうかなぁ」とふと思いたって、ざっとインターネットで情報を探しはじめた私。

「ん?重曹?科学室でビーカーとバーナーを使った記憶があるけれど、あの水溶液はそういえば何だったんだ?手袋をした記憶があるから重曹だとは思えない…」と、小学校の理科の授業の葉脈実験を思い出そうとしたものの、凄く気に入った実験だったことしか思い出せない (゚ー゚;A

 

その上、工程がそんなに複雑だった記憶は皆無なのに、インターネットで見つかる情報はいたってバラバラで、若干、情報量に圧倒される始末(複数の言語で検索をかけているのもありますが)。

 

加えて、日本や北アメリカであれば、どんな木の葉がおすすめかのリストまでインターネットで見つかるけれど、南米の木の葉の情報は一切なし(;´▽`A“

まぁ、ジャングルがありますからね… 木の種類を列挙するだけでも大変ですよね (*゚ー゚)v

 

ということで、記憶を白紙に戻し、ゼロから葉脈実験についての情報収集をすることに決定。

ここでは、その過程で得た情報を以下にまとめます。ご参考になってください (*^-^)

 

関連:【自由研究】砂糖の結晶の作り方:数時間で結晶完成の超裏技も紹介!

 

 

子供と楽しむ簡単な工作 その10「カラフル&うっとり 葉脈標本」

3通りの葉脈の取り出し方を比較

 

【重曹】

英語 Baking soda(ベイキング・ソーダ)
科学名 炭酸水素ナトリウム
化学式 NaHCO3
利点 子供たちと一緒に使うのに安全
欠点 時間がかかる、失敗する確率が高い
手順
  1. 深めの鍋にお湯に沸かし、火を止めて重曹を溶かす(濃度:10%程度)
  2. 鍋を再度火にかけ、葉を加える
  3. 弱火で30分~1時間程度煮る
  4. 葉を取り出し、水洗いする

アルミ鍋は使用しないこと。化学反応で鍋が真っ黒に変色します。

考察 重曹を使って葉を煮ること2時間。

葉に何も変化がおきないどころか、葉がどろどろになってしまった。

さらに堅めの葉でやり直したものの、2時間半たっても何も変化がないため、重曹はあきらめた。

 

【炭酸ソーダ】

英語 Washing soda(ヲォッシング・ソーダ)
科学名 炭酸ナトリウム
化学式 Na2CO3
利点 重曹があれば家庭で簡単に炭酸ソーダが作れる
欠点 失敗することがある
手順
  1. 重曹を加熱して炭酸ナトリウムにする。フライパンの場合はから煎りで10~15分。途中で熱分解して水蒸気が出る。吸い込まないように。または200度に熱したオーブンで30分程度加熱する。炭酸ナトリウムは重曹と違い、ダマにならない触感がある。
  2. できあがった炭酸ナトリウムに水を少しずつ加え、濃度10%程度の水溶液を作る
  3. 水溶液に葉を加え、火にかける
  4. 弱火で30分~数時間程度、煮る
  5. 葉を取り出し、水洗いする

アルミ鍋は使用しないこと。

考察 重曹をフライパンで加熱して作った炭酸ソーダを使ってみたが、1時間半経っても何の変化もなし。液に一晩つけて放置してみたが、やはり変化なし。

重曹の加熱が十分ではなかったのかと思い、今度はオーブンに重曹を入れること1時間。同じ作業を行ったが、やはり葉に変化がほとんどない。

結果、炭酸ソーダもあきらめた。

 

【苛性ソーダ】

英語 Caustic soda(カウスティック・ソーダ)
科学名 水酸化ナトリウム
化学式 NaOH
利点 短時間でできる
欠点 毒性がある(強アルカリ性)ため、入手が困難な場合が多い
手順
  1. ビーカーに10%水酸化ナトリウム水溶液を作る
  2. ガスバーナーでビーカーを加熱し、20分~30分ほど煮る
  3. 水溶液が手につかないように注意をしながら葉を取り出し、流水で洗う

絶対に水溶液を沸騰させないこと。皮膚につくと皮膚が溶けます

考察 私が小学校の理科実験で行ったのは、まさにこの方法。

道理で簡単に葉脈が取り出せた記憶が残った訳だ、と納得。

 

 

以上、表の「考察」部に記した通り、我が家で行った結果は重曹も炭酸ソーダもダメ

続いて苛性ソーダで試みようと村中の薬局を周ったものの、薬剤師が苛性ソーダが何かも知らない状態…… 南米ですから (゚ー゚;A

諦めるしかないかと、家に戻りインターネットで検索をかけたら「パイプ洗浄剤を使う」という例があるでないですか!

「いや、でも、日本のパイプクリーナーだし… ここのパイプクリーナーと違うだろうし…」なんて悲観的になっていたのですが、ありました、苛性ソーダを含むパイプ洗浄剤が!ただしこちらは液体ではなく、フレーク状の固体。

要はこちらのパイプクリーナーは、そのまんまの苛性ソーダであった、という。

つまり南米では、苛性ソーダが500gの大きさの容器に入って、そのまま棚に陳列されて売られている訳です。そう、日本では劇薬とされて、なかなか簡単に手に入らない苛性ソーダが。

世界はびっくりすることだらけなのです ( ゚◇゚)ノ

 

という訳で脱線しましたが、要はパイプクリーナーを使うのが確実、という結論です。

 

用意するもの

  • 木の葉
  • 古くなった歯ブラシ
  • パイプ洗浄液(濃度1~2%で良い)
  • 液体状の食用色素(食紅)
  • 漂白剤
  • 使い捨て手袋
  • ピンセット
  • キッチンペーパー
  • 使い捨ての皿、数枚

 

手順

  1. アルミ製以外の鍋にパイプ洗浄液と葉を入れる。
  2. 弱火で10分~15分ほど煮る。洗浄剤は毒性をもつので煮立たせないこと。また、煮すぎると葉がドロドロになってしまうので注意。
  3. 使い捨て手袋をし、ピンセットを使って葉を取り出す。
  4. 十分な流水で葉を洗う。このとき、葉によってはこの時点で葉肉がかなり取れる
  5. キッチンペーパーに葉を置き、やさしく歯ブラシでたたいていく。葉を破らないように慎重に
  6. 葉肉がほぼ完全になくなったら、水で洗い流し、漂白剤に漬ける
  7. 葉脈が白く残ったら、水で漂白剤を流す。
  8. 使い捨ての皿に水をはり、好みの液体状の食用色素を数滴たらす。
  9. そこに葉脈をくぐらせ、着色する。
  10. 日陰で良く乾燥させ、できあがり♪

 

コメント

葉選びはとても大切です。

常緑樹の葉で、ナンテン、ヒイラギ、ツバキ、キンモクセイ など、厚みがあって堅い葉が葉脈標本に最適です。

ちなみに私のように温かい気候に住まれている方はマンゴーの木の葉をお試し下さい。年齢が低い子でもできるくらい丈夫でした。

 

感想

こちらが、細かい作業が大好きな9歳の女の子の作品。とてもきれいに仕上がりました♪

こつこつと一生懸命歯ブラシで葉肉を取った甲斐があったね (^-^*)/!

とにかくどの葉がうまくいくか、かなり試行錯誤の作業でしたが、素敵な作品が沢山できあがって、子供たちも嬉しい顔をしていました。

この子たちが大きくなったら、また私みたいに、いつかこの葉脈を作った日を思い出すのかなぁ (^-^*)/

 

ちなみに5歳の長男にとっては、やはり作業が細かすぎたようで、最後は私が完成させたようなものです。もう少し大きくなってからですね♪

 

 

急ぎで自由研究課題をお探しの方、必見☆

関連:【自由研究】砂糖の結晶の作り方:数時間で結晶完成の超裏技も紹介!

 

家庭学習を行っている親御さん、アクティビティをお探し中の先生方、必見☆

工作関連をまとめたページはこちらをどうぞ!
結婚式に使えるDIYも含まれていますよ♪

 

 

Photo by dietmut on Visualhunt /  CC BY-NC-ND

 - 教育 ,